神戸ファッション美術館

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お知らせ・イベントのご案内(Blog)

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2020.12.17 セミナー

[服飾文化セミナー]12/12(土)第3回「実物で読み解く ボディ・コンシャスの服」を開催しました!

 
みなさま、こんにちは!
 
神戸ファッション美術館が毎年お届けしている「服飾文化セミナー」、
第3回目「実物で読み解く ボディ・コンシャスの服」を12月12日(土)に開催いたしました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご参加のみなさまには、
検温やマスク着用にご協力いただき、ありがとうございました。
 
「服飾文化セミナー」は、ファッションを学ばれている方や、
オシャレに関心がある方に人気が高く、当館が所蔵する貴重なコレクションを
間近で鑑賞いただけるとあって、大変好評をいただいております。
 
2020年度最後のセミナーは、「ボディ・コンシャスの服」がテーマ。
前半は当館の浜田学芸員が写真や映像を中心に、ボディ・コンシャスの概念やストーリーを解説し、
後半は会場に展示の実物をご覧いただきながら、大山学芸員が服飾解説をいたしました。
 

 
ボディ・コンシャスとは、体型を意識し、
服を体にぴったりと密着させた女性服のデザインやスタイルを指します。
ウエストを細く締め、肩にはパッドを入れるなど、
体の線を誇張して女性らしさを表現しようというものです。
 
1980年アズディン・アライヤがこのスタイルのドレスの発表後、
ジャン=ポール・ゴルチエ、ティエリー・ミュグレーなどの活躍によって世界で、
そして日本で世紀末最大のファッションムーブメントとなりました。
 
当日は、当館所蔵の90年代のドレスやスーツなど9点をご披露しました。
 
こちらは90年代のジャン=ポール・ゴルチエ。
1920年代の水着をイメージした服で、布はナイロン。
ストラップのない、ブルーマー・スタイルのジャンプスーツです。
 

 
近寄らないと見えないゴムのシャーリングやカップ部分などの写真を拡大して、
細部までご紹介しました。
 

 
一見黒く見えますが、光の加減では緑っぽくも。
細部をクローズアップすると、見え方も違ってきます。
 
 
こちらは西田武生のアフタヌーン・ドレス(1991年)。
当時のバブリーなイメージそのまま、黒地に金の花柄をゴージャスに織り込んだ、
ジャケット風のワンピースです。
 

 
樹脂の金糸を織り込んでおり、一枚襟で裾はすこし締まった、
若い女性が軽やかに身にまとえる合理的なデザイン。
 

 
こちらも近づいてみると、また違った風合いが。
 
 
続いては永澤陽一、黒の平ゴムを用いて編み上げたミニ丈のワンピース(1992年)。
 

 
伸縮性のある平ゴムを輪編みしています。
当館ともご縁の深い永澤氏の作品は、ご存知の方も多いのでは。
 
 
ティエリー・ミュグレーは4点ご披露しました。
 

 
こちらは90年代のジャケット。
細く絞ったウエスト、跳ね上がったペプラムのショートジャケットで、
襟先、カフスにメタルの装飾を施しています。
 
 

 
ユニークなホールやボタンをアシンメトリーに配置した、
ミュグレーのショートジャケット(1990年代)。
腰や胸元に穴が開いた、ボリュームある美しいデザイン。
 
 

  
赤いビニール素材とプラスチックで、ロボットアニメ「ガンダム」をイメージして作られた、
前ジッパー開きのジャケット「イマノイド」(1991年)。
胸、襟、背中、肩、腕にプラスチックのロボット風の装飾が。
実際にモデルが着用したショーの映像もご覧いただきました。
 
 

 
1950年代のデトロイトの自動車のスタイルをモチーフにした、
コルセット型のボディスーツ、ビュスティエ「ビュイック」(1989年)。
車のバックライト部分をそのまま取り入れた、エネルギッシュでユニークなデザイン。
 
 
さて、こちらは平子礼子の肩先がキリッとはね上がったワンピース(1995年)。
 

 

 
糸が絡んだようなストライプの生地や、イニシャルの入った大きなボタンも目を引きます。
 
 
最後は、イタリアのロメオ・ジリのパンツスーツ(1990年代)。
 

 

 
シルクや金属繊維などを合わせた、素材の味を大切にしたタイトなシルエット。
肩パッドを入れず、丸みのある美しいフォルムのボディ・コンシャスが特徴で、
袖が長くハイウエスト、着る人を選ぶようなデザインです。
 
 
セミナー後はドレスを間近でじっくり鑑賞される方、学芸員へ質問される方、
またバブル期を懐かしく思い出す方もいらっしゃいました。
 
本年はコロナの影響もあり、人数を制限した中での開催でしたが、
多数お申込みいただき、誠にありがとうございました。
 
2021年度「服飾セミナー」の日程などは未定ですが、
決まりましたらこちらでお知らせいたします。
 
 
 
神戸ファッション美術館では、特別展「にじいろのさかな原画展」
2021年1月17日(日)まで開催中です。
みなさまのご来館をお待ちしております!
 
●『特別展「にじいろのさかな原画展」』
10:00
~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日、12月28日~1月4日、1月12日(火)※1月11日(月・祝)は開館
一般1,000円、65歳以上・大学生500円、高校生以下無料

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